サックスの呼吸法について

2016.2.8|初歩講座

サックス初心者のお客様より、呼吸法について良く質問を頂きますので
このページでは、サックスの呼吸法を感覚的につかんで頂くための
練習方法をご説明させて頂きます。

アマチュアサックス奏者である私の説明となりますが、
学生時代、後輩に説明して評判の良かった方法です。

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一度、椅子に座ってサックス自体を両手で抱きかかえるようにして
とにかく腕・手・指の力を一切いれない状態で
呼吸だけを意識して深呼吸の要領で息を入れて音を出す等
お試し頂くと良いかもしれません。

呼吸の際は、肩を上げずにとか、腹式呼吸でとか
色々と言われるため、必要以上に意識してしまいますが、
肩が上がっても構いませんし、腹式でも、胸式でも構いませんので、
とにかくもう吸えない所まで息をたっぷり吸うと良いです。

肩は上がっても構いませんが、肩の力は脱力です。
背中や腕も脱力です。

立って行う場合は、姿勢が悪くなっても構いませんので
とにかく肩、腕、背中の力を抜いて大きく口をあけてたっぷり吸います。
その時は、下を向くよりも、実際の深呼吸同様に、吸うときに若干上を
向いた方がたくさんの息を吸えるかもしれません。

ポイントは、とにかく息を目いっぱい吸った状態で、
一度息を止めて、その時のおなかや胸の形が崩れないように
ホールドしたままで少しずつ息を吐く事です。
(もう吸えないという時の、胸やお腹の状態を覚えておき、
その形をずーっと維持して下さい。)

目いっぱい息を吸った時のおなかや胸の状態を維持するためには
おなかや胸に力を入れ続ける必要がある事を体感されると良いです。
サックス演奏で力を入れるべきところは、その部分のみです。
(実際には力を入れるというよりも、維持しているという表現の方が
正しいのです。わかりやすいようにそのようにお伝えしました。)

ここからはイメージするためのお話ですが、
目いっぱい息を吸う事で、胸、お腹内部に風船がパンパンに膨らみます。
初心者の方は、息を吐くとき(音を出すとき)にその風船をいきなり
縮ませてしまう(つまりは、その時の、胸やお腹の状態を維持できない)
ため、張りのある良い音が出ず、息も続きません。

いっぱいに膨らんだ風船の状態を維持するためには、その状態を
ホールドし続ける必要があります。
演奏中に、音を使い(音を出し)、少し風船が縮んだ場合は、息継ぎをして、
瞬時に風船をパンパンに戻す必要がありますが、常にパンパンの状態の
胸やお腹の形を維持していれば、少し風船の息を使っても、すぐに
パンパンの状態に戻すことができます。
(これは初心者の方でも実感できます。)

逆に初心者のうちは、そのコツがつかめていないため、
音を出した瞬間に、風船が半分以上縮んでしまう(つまりは必要ない部分に
力が入り、維持し続けるべき体の状態が維持できない)ため、その後、
風船をパンパンの状態に戻すためには、ゼロからリセットしなおす必要がありま
す。
しかし実際の演奏中に、深呼吸をやり直す時間はありませんので、
演奏中は常にたっぷりと吸った状態を維持する必要があります。

上記の通りに実践するためには、
肩、腕、背中等に力が入っていては思うようにできない
とうことをイメージするとコツをつかみやすいのではないでしょうか。
(風船をパンパンにし続けるためには、他の部分に力が入っていてはできませ
ん。)

呼吸法のコツをつかむために、まずは楽器をもたず、
・姿勢等々の事は考えることなく
・とにかく腕、肩、背中を脱力した状態で
・とにかくいっぱい息を吸って
・その状態で息を止め
・その時の胸、お腹の状態のみ維持して(演奏中はずっとです)
・ゆっくりと息を吐く
・息が少し減ってきたら、風船がパンパンの状態を維持するために
すこし息継ぎをする
・コツがつかめたら実際に楽器を持って同じことを行う
・さらに、実際に音を出してやってみる

こういう練習をお薦め致します。

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