グロートーンとファズトーンが上手く出せない

2013.4.20|奏法講座

次のような質問を頂きました。

『最近グロートーンに興味があり練習しているのですが、
なかなかうまくできません。グロートーンのいい練習方法を教えてください。
音をだすときに声も一緒に出しながら吹くと聞いたのでやってみたのですが
音が大きくなるだけでグロートーンにはなりません。

やはり普通に吹くよりも、多くのブレスとお腹の支えが必要なのでしょうか?
また喉を鳴らしている感じもあまりしません。
FやF#では唸ってくれるのですが…
(これはグロートーンではなくファズトーン?)

それとセッティングもやりやすさに関係があるのでしょうか?
自分はメタルマウスピースに2半のアメリカンカットのリードを使っています。
質問が多くて申し訳ないのですがよろしくお願いします。』

いつものように井上さんに解説して頂きました。

———————————————

まず「グロートーン」と「ファズトーン」は別物です。
文章に書くとなかなか表現しずらいのですが
(擬音語を使うととんでもないことになりますw)
どちらも濁る音で似ていますので、混同しやすいですよね。

2つの違いを書きますと
「グロートーン」は1音が濁ったり唸る音です。
「ファズトーン」は2音が高速トリルのように行き来し、同時に鳴る音です。

これ以上は実際にやってみせるか、その音を聞き比べるかしないと分からないと思います。
文章では書ききれませんので、ご了承ください。


「グロートーン」の吹き方は、ただ音を出すときに「ウーーーーー」っと
本当に声を出しながら吹くので、それをやるしかありません。
出来ないのであれば、ただ声を出せていないだけです。それか気合いが足りません(笑)
頑張って声を出しましょう。

もしくはグロートーンの具体的なイメージが出来ていないのかもしれません。
もしそうであれば、まずその音を聞き、具体的にイメージしてから挑戦してみましょう。

もちろん息が少ないとかは論外です。
特殊奏法を吹く前の基本的な所の問題ですので、もし息が少ないのであれば、
普通の音をしっかり出せるようになりましょう。

「ファズトーン」の吹き方ですが、私自身ファズトーンにはあまり興味がありませんので(笑)
研究もしておらず詳しくありませんが、私が知っている範囲の情報をお伝えします。

息の入れ方、口や喉の使い方にポイントがあるようですが、
質問にも書かれてある通り、知り合いのプロの方にも聞いてみましたが、
セッティングによってやりやすい、やりにくいがあるようです。

Gottsuセピアトーンなんかはまろやかに音が出ますので、私もなかなか出ません(笑)
hi F#になったらだいたいどのマウスピースでも出るようになります。
(もちろんGottsuセピアトーンでも)
しかしHi F以下は自分は出た試しがありません。

私はほどんど吹いたことが無いのですが、
Dukoffメタルを使えばもっと出やすくなると聞きます。

これを使って出なければ、息が足りないか、基本的な奏法がまだしっかりとしていない、
力が入りすぎている、喉や口の中のコントロールがまだ十分に出来ない、
息の入れ方の研究が足りない、楽器のセッティング、パーツの相性が良くない、
楽器がまだ抜けていない、楽器が重すぎる、などいろいろポイントはありますので、
1つずつ試してみてください。

総合的に見ますと、予想の範囲ですが、
おそらく基本的な所の奏法がまだしっかりしていないように見受けられます。
レッスンを習っていない方でしたら、プロの方のレッスンを受けることをオススメします。
今と比べて音や吹き方がガラッと変わると思います。

コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

コメントは締め切られました。