サックスで唄うように音を出すためのいろいろな奏法をどうやったらマスターできるか教えてください。

2014.6.12|奏法講座

『サックスで唄うように音を出すためのいろいろな奏法をどうやったらマスターできるか教えてください。』
という質問を頂きました。

井上さんに回答頂きましたので、以下ご覧下さい!

——————————————————-
もし歌の曲でしたら「先に歌詞を覚えてから吹く」と一番「唄うように」吹けます♪

これだけですと奏法の説明をするのには不足ですので、細かいところも書きます。

「唄うように音を出す」という意味が、フレーズの流れがでこぼこしている、もしくは不自然なので、唄うように流れるように演奏するということ、という意味でしたら、

・スラーの感じを出す
・曲の展開を考える(起承転結)


この2つのことを考えて演奏することが大切です。

【スラーの感じを出す】
これはスラーの形通りフレーズの最初の音から真ん中にかけてなめらかにクレッシェンド、後半はなめらかにデクレッシェンドするように吹きます。
もし質問された方がこの辺りのことをどなたかから習っていないようでしたら、習われる方が良いと思います。
あとスラーですので、もちろん息継ぎはしてはいけません。
そしてなめらかに演奏するので、ロングトーンは最低でも出来る必要があります。

奏法の1つめは「ロングトーン」です。

1フレーズがだいたい2~4小節であることが多いので、4小節分は「楽に」伸ばせる必要があります。
速い曲なら4小節なんてすぐ来ますが、バラードなら4小節はぼちぼち長いです。
テンポ60で4小節、つまり16拍は余裕で伸ばせる必要があるということは、練習では20拍以上伸ばせるようになっておくと良いと思います。

あとフレーズの抑揚をつけるためには、まっすぐ伸ばすロングトーンの他に「クレッシェンド、デクレッシェンドするロングトーン」の練習も入れると良いと思います。
16拍のロングトーンなら、前半8拍をクレッシェンド、後半8拍をデクレッシェンドする、といった練習です。

奏法の2つめは「クレッシェンド、デクレッシェンドするロングトーン」です。

【曲の展開を考える(起承転結)】
例えば、起承転結の「起」では導入部ですので音量も抑えて落ち着いて吹く、「承」ではサビ(転)に向かって少し気持ちも盛り上げて吹き、「転(サビ)」ではドーンと盛り上げて吹き、「結(エンディング)」では熱唱して終わるか音を小さくして伸ばして終わるかを考えて吹く、といった感じです。

音量の他に音色を変えて吹くことも大切ですので、それも必要です。

奏法の3つめは「いろいろな音色を出せるようにする」です。

しかし音色を変えるのは簡単なものもありますが、ある程度曲をこなしたり、それなりに上達しないと習得できない音色もあります。
ファンキーな吹き方はファンクを演奏した方がポイントがバンバン分かるので習得が早いですし、セクシーな音はスムースジャズが良いと思いますし、パワフルな音はロカビリー、ロック、オールディーズ、ジャンプブルース、ジャイブ辺りが良いでしょうし、テーマを流れるように吹くにはポップスが一番分かりやすいですし、自分はそれらを沢山演奏してきました。
おかげで他の人よりも成長が早かったように思います。
やはりジャズ一辺倒だけではなかなか習得出来ない吹き方も多くありますので、いろんなジャンルを吹くことをオススメします。

以上です。
練習頑張ってください♪

→ 人の歌声に近い音色を目指して開発されたGottsu HS(HappySmile)モデル

コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

コメントは締め切られました。